研究課題/領域番号 |
15K03339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
稲葉 千晴 名城大学, 都市情報学部, 教授 (20223232)
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研究分担者 |
平山 龍水 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (20245145)
毛里 和子 早稲田大学, 政治経済学術院, 名誉教授 (40200323)
宮脇 昇 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50289336)
玉井 雅隆 東北公益文科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (60707462)
伊藤 信哉 松山大学, 法学部, 准教授 (70389196)
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研究協力者 |
李 盛煥
パヴロフ ドミトリー ボリソヴィチ
李 洪錫
コフナー ローテム
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 北東アジア / 日露戦争 / 韓国併合 / ロシア / 中国 / 朝鮮半島 / 韓国 / 軍政 / 日露協約 / 占領 / 日中関係 |
研究成果の概要 |
今日の北東アジアの不安定な状況は、すべて20世紀初頭に生じた事象に起因している。日露戦争の結果として、日本は朝鮮半島を軍事的に占領し、中国東北地方の利権をロシアと二分した。日本は韓国併合の既成事実を積み上げていき、中国進出への橋頭堡を確保したことになる。日露戦争百周年、韓国併合百周年などを契機として国際共同研究に基づく新たな研究成果が数多く発表された結果、重要な事象の解釈が変更された。本研究では、日本側の日中韓ロの専門家と中韓ロ側の研究者との共同研究によって、歴史のなにをどう書き換えるかを論議し、その結果として今日の不安定な状況を作り出した様々な歴史上の誤解を解消した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、20世紀初頭における北東アジア国際関係史の中でも特に日露戦争が次の点で再検討された。1)日露戦争の性格・目的責任、2)日露戦争の準備と開戦、3)第一次日英同盟の軍事協力、4)戦争前夜のウラジオストク、5)日本における韓国占領、6)戦争期の日中関係、7)戦争中のトルコ海峡問題、8)イスタンブールの中村商店、9)日本海軍の潜水艇導入、10)海門号事件、11)中学校教科書に見る日露戦争、12)日露戦争と竹島、13)日露戦争期の韓国新聞分析、14)日露戦争百周年以降のヒストリオグラフィー こうした成果によって、北東アジアにおける不安定化の原因が解明された。
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