研究課題/領域番号 |
15K04362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
青木 利夫 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (40304365)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | メキシコ / 子ども史 / 福祉 / 矯正施設 / 保護 / 職業訓練 / 矯正 / 貧困 |
研究成果の概要 |
本研究は、19世紀後半から20世紀前半にかけてのメキシコ・シティにおける子どもの福祉と教育に関する歴史について、関係機関に保管されている一次資料をもちいて考察した。具体的には、孤児や育児放棄された子ども、貧困家庭の子ども、非行年少者などの保護、教育、矯正に関わる思想や制度を検討したうえで、こうした子どもたちを収容する教育・矯正施設において、子どもたちの自立のためさまざまな作業を通じた職業訓練がおこなわれていた歴史を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米諸国や日本における子ども史については、近年、研究が数多くなされてきた。しかし、メキシコの子ども史研究については、メキシコ国内で近年多くの研究が出されているが、日本においては皆無に近い状態である。それゆえ、メキシコの関係機関に保存されている一次資料をもちいてメキシコの子どもの歴史を考察した本研究は、日本における地域研究、子ども史研究の蓄積に貢献する。また、児童労働の搾取、虐待、貧困、人身売買など、世界において課題となっている子どもをめぐる諸問題の解決を模索するための視座を提供する。
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