研究課題
基盤研究(C)
カポジ肉腫関連ヘルペスウイルスは、免疫回避を担う膜結合型E3ユビキチンリガーゼMIRを発現し、宿主細胞表面の免疫タンパク質を分解する。我々は以前、MIRが膜貫通領域と細胞外領域で基質を認識することを見出した。本研究では、MIRによる基質認識の分子基盤を解明するため、膜貫通領域と細胞外領域からなる組換えMIRを作製した。得られたMIRを人工脂質二重膜であるナノディスクに再構成し、溶液NMRによるHSQCを測定したが、シグナルが低く構造決定には至らなかった。MIRの分子安定性を改善するため、MIRの変異体解析を行い、MIRの細胞質尾部がMIR構造を安定化するために必須であることを明らかにした。
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