研究課題/領域番号 |
15K15965
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森畑 明昌 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (10582257)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 並列計算 / リダクション並列化 / ラムダ計算 / 型システム / 代数的性質 / 関数型言語 / 並列リダクション / 自動並列化 / 並列化 / プログラム並列化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はリダクション並列化のための基礎理論を与えることである。このためには、現実的なプログラム中の複雑なリダクションを扱えるだけの表現力と、効率の良い並列プログラムの構築を補助する型システムが求められる。本研究では、プログラミング言語理論で最も普遍的に用いられるラムダ計算と呼ばれる体系に代数的性質に基づく式の単純化を加えることでリダクション並列化が自然に定式化できることを示し、さらに式の単純化が成功することを保証する型システムを与えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年CPUの単体での性能が頭打ちになりつつこと、また多くの計算機が自然にネットワークを介して協調動作できるようになったことにより、並列計算の重要性は非常に高まっている。しかし、どのようなプログラムであれば、コンパイラによって自動的に効率の良い並列プログラム変換できるのかについてをよく説明できる理論は確立していない。本研究では、データの総和や平均などを求める「リダクション」と呼ばれる並列計算パターンに着目し、これをプログラミング言語理論として自然に、しかも実際のプログラム並列化に素直に繋がる形で、扱うことのできる理論的基盤を与えた。
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