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客観的・力学的情報と主観的・感覚的情報が運動制御に果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 16500382
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 身体教育学
研究機関愛媛大学

研究代表者

田中 雅人  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (70207140)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード力学的情報 / 感覚的情報 / イメージ / 動作分析 / 運動のイメージ / 感覚のイメージ / 主観的情報 / SD法 / 投動作 / 動作解析 / 言語報告
研究概要

バイオメカニクス的分析による客観的・力学的情報,および運動表象を言語的コード化した主観的・感覚的情報が,運動制御や情報伝達においてどのように働いているのかを検討するために3つの研究を行った.
研究1では,言語的にコード化された情報の働きを明らかにするために,ことばによってどのような運動表象が形成され,動きがどのように調節されるのかを分析した.その結果,言語的にコード化された情報によって,動きの時間的・空間的な調節が可能であることが示唆された.また,言語的にコード化された情報は,主観的・感覚的であり,その受け取られ方には多様性が認められたことから,言語的な情報伝達における困難さが示唆された.
研究2では,バイオメカニクス的分析によって得た客観的情報を収集し,パフォーマンスの違いが,客観的な指標にいかに反映されているのかを検討するとともに,主観的・感覚的な情報との関連性を検討した.投動作を課題に用いて,パフォーマンスと客観的指標である手の位置の関係を分析したところ,手の位置のばらつきがパフォーマンスの良し悪しを示す客観的指標となりえることが示唆された.また,パフォーマンスの高い群は,イメージと実際の動きが一致する傾向が示された.
研究3では,運動のイメージが動きのパフォーマンスにどのように反映されるのか,また,運動のイメージと運動を観察することで形成されるイメージ(感覚のイメージ)との相互関連性を検討した.動作時間と指先の移動の軌跡を求めたところ,時間的なイメージはパフォーマンスに反映されたものの,空間的なイメージはパフォーマンスには反映されなかった.また,感覚のイメージには,ばらつきがあり,運動のイメージとは必ずしも一致しないことが明らかになった.

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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