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ポートフォリオ評価を活用したオンディマンド型講義における学生評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16650215
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関早稲田大学

研究代表者

浅田 匡  早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00184143)

研究分担者 野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)
向後 千春  早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00186610)
魚崎 祐子  早稲田大学, 人間科学学術院, 助手 (20386650)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードe-ラーニング / ポートフォリオ評価 / 高等教育 / オンディマンド型講義 / 学生評価
研究概要

ポートフォリオの1つとしてビジュアル型レポートを考案したが、レポート作成の学生への負荷が予想以上に高く、仕事と学習とのバランスに多大な影響を与えることが想定された。生涯学習としての高等教育という観点から、さらに学習行動の分析が必要であると思われた。そこで、訓練型のe-learningではなく、学校型e-learningシステムとして、早稲田大学e-schoolの実践の中で、学生の学習履歴(ポートフォリオ)の活用による評価を試みた。また、学校生活の要素であるホームルームのログの再分析を行なった。すなわち、学習面と学生生活面との両面から、e-learningによる学習評価を行なった。
学習面では、BBS上のグループ討論の活発性に関して、活発、非活発の2グループとそれらの中間に位置するグループ間の比較をテキストデータマイニングを用いて明らかにした。その結果、話し合いを活性化するのは具体的な数字などデータを含む投稿であり、一方話し合いを抑制するのは、抽象度が高く投稿者のはっきりした価値観が表現されている発言であることが示された。
学生生活面では、ホームルームBBSのカテゴリー分析を行なった結果、学習者同士のコミュニティの形成にホームルーム(HR)が役立っていることが示された。HRは、学習者の社会心理的なサポートと学習活動スキルや学習に関する情報の共有といった学業的支援の両面を持っていると考えられた。しかし、ROM(read only member)がクラスの60%存在し、受動的参加にとどまっていると推察された。
いずれにおいてもBBSに書き込むという能動性をどのように引き出すか、それを支援するためにBBSのログを中心としたポートフォリオの活用が学校型e-learningにおいては学習マネジメントとしてだけではなく、学習評価法としてどのように位置づけるかが課題であると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (7件)

  • [雑誌論文] 成人教育の特質によってe-ラーニングをデザインするための予備的な考察2005

    • 著者名/発表者名
      向後千春
    • 雑誌名

      大学教育学会第27回大会発表要旨集録

      ページ: 85-86

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] A Case study on the function of Home Room-BBS in the e-learning system of Waseda University2005

    • 著者名/発表者名
      Yuko UOSAKI, Tadashi ASADA
    • 雑誌名

      7th European Conference of Educational Research in Dublin

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 学力向上の教育実践学2005

    • 著者名/発表者名
      浅田匡
    • 雑誌名

      教育フォーラム 36

      ページ: 14-23

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 新しい学力観と測定評価の課題2005

    • 著者名/発表者名
      野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      教育システム情報学会シンポジウム「情報化時代に対応した大学入試と能力評価」予稿集

      ページ: 9-14

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 早稲田大学eスクールの実践:大学教育におけるeラーニングの展望2004

    • 著者名/発表者名
      向後千春, 西村昭治, 浅田匡, 菊池英明, 金群, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集 JSET04-3

      ページ: 17-23

    • NAID

      10012363133

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] eラーニング授業の満足度は何が規定するか:早稲田大学人間科学部eスクール1年目の全授業評価の分析2004

    • 著者名/発表者名
      向後千春, 松居辰則, 西村昭治, 浅田匡, 菊池英明, 金群, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      第11回日本教育メディア学会年次大会発表論文集

      ページ: 45-48

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] キャンパスモデル」e-Learningの実践:早稲田大学人間科学部eスクールの取り組み2004

    • 著者名/発表者名
      西村昭治, 浅田匡, 向後千春, 菊池英明, 金群, 松居辰則, 野嶋栄一郎
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集

      ページ: 149-152

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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