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機械的刺激に対する細胞応答を利用した口腔組織の健康法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16659512
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

土肥 敏博  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (00034182)

研究分担者 森田 克也  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (10116684)
森岡 徳光  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (20346505)
北山 友也  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (60363082)
竹本 俊伸  広島大学, 歯学部口腔保健学科, 教授 (00236506)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード機械的刺激 / 歯周病 / 血流量 / 細胞増殖 / シリコン製マッサージ器具 / ナイロン製歯ブラシ / マッサージ法 / 歯肉 / 非接触型 / 電動歯肉マッサージ
研究概要

・ラットに対して一定時間の歯肉マッサージを、ナイロン製歯ブラシおよび我々の新考案シリコン製マッサージ器具を用いておこなった。結果、歯肉頂から200um下の歯肉幅を歯軸に対して垂直に測定した歯肉幅は、シリコン製マッサージ器具を用いた場合で有意に短くなった。同様に歯肉頂の100um下から外縁上皮に沿って250umまでの距離の中で一番厚い部位で測定した角質層幅についてもシリコン製マッサージ器具を用いた場合で有意に短くなった。これらの結果から、シリコン製マッサージを用いることにより歯肉が引き締まり、従来のナイロン製歯ブラシより歯肉を健康に近い状態に誘導できることが示唆される。
・歯肉組織の細胞増殖に対する影響について、チミジンのトレーサーであるBrdUおよび増殖細胞マーカー蛋白質であるPCNAに対する抗体を用いた検討をおこなった。結果、歯肉頂から250um根尖までの外縁上皮側の基底細胞内におけるBrdU陽性細胞数がシリコン製マッサージを用いることにより有意に増加していた。
・ヒト歯肉微小循環への影響は、ナイロン製歯ブラシおよび我々の新考案シリコン製マッサージ器具両方で有意に血流量が増加した。同様にラット歯肉においても血流量の増加が認められた。しかしながら、血流量の増加持続時間は、ナイロン製歯ブラシに比べてシリコン製マッサージ器具を用いた場合で、有意に長かった。
これらの結果から、従来のナイロン製歯ブラシに比べて我々の考案したシリコン製マッサージ器具を用いた方が、より良い影響を歯肉に与えることが推察される。したがって、歯肉マッサージによる歯肉健康増進には改良の余地が十分にあることが判明した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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