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モバイルアドホック網におけるピア・ツー・ピア情報共有技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700066
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関神戸大学

研究代表者

太田 能  神戸大学, 工学部, 助教授 (10272254)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードモバイルアドホック網 / ピア・ツー・ピア / センサネットワーク / モバイルアドホックネットワーク / Peer-to-Peer / 動的ハイブリット方式 / インデックスサーバ数 / 最適化 / 検索オーバヘッド
研究概要

本研究では,ネットワーク分断予測をおこなうファイル複製配置方式の基礎検討とシミュレーション評価実験をおこなった。
平成16年度に検討したハイブリッド型検索メカニズムを想定して,まず,これに適した最適ファイル複製数分布に関する基礎検討をおこなった.経路制御には,IETF MANET WGで議論されているOLSRを想定し,OLSRのトポロジ情報から,各ノードへの接続度を算出し,ネットワーク分断を予測する手法を検討した.
シミュレーションにはQualNet3.8を用いた.その結果,OLSRでは,経路が安定せず,接続度が絶えず変化することように観測されることが明らかになった.そこでまず,経路を安定させるための方法について検討した.シミュレーションデータを分析した結果,経路が不安定になる要因は,グレイゾーン問題に起因していることがわかった.そこで次に,OLSRの性能改善を図ることを試みた.不安点リンクの除去とリンク間干渉をメトリックにとりいれることで,経路情報が安定し,スループットが約10パーセント改善されることを明らかにした.
また,ネットワークの分断は,接続度が小さいところから必ず発生するのではないため,他の箇所で切断が発生していても,そこでの接続度が最小接続度を下回るまでは,その状況を発見できず,ネットワーク切断を早期に予測することが難しいことが明らかになった.
この問題に対しては,最小カットセットとなるリンクの容量を増大させることで,他のリンクを最小カットセットに含ませることが可能であり,これによってリンク接続度の変化を検出する方法が有効と考えられる.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] センサノードの製造バラツキを考慮したネットワーク可用時間改善の一検討2006

    • 著者名/発表者名
      芳野宏徳
    • 雑誌名

      電子情報通信学会2006年総合大会講演論文集 通信Vol.2

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Evaluation of GIT Routing Considering Aggregation Ratio in Sensor Networks2005

    • 著者名/発表者名
      Takafumi Aonishi
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 NS2005-108

      ページ: 37-40

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Index-Server Optimization for P2P File Sharing in Mobile Ad Hoc Networks2004

    • 著者名/発表者名
      Chikara Ohta
    • 雑誌名

      Proceedings of IEEE GLOBECOM 2004

    • NAID

      10014487554

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] MANETにおけるP2Pファイル共有のための最適化インデックスサーバ数2004

    • 著者名/発表者名
      太田 能
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 CS2004-97

      ページ: 1-8

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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