研究課題/領域番号 |
16K05867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
KAHAR PRIHARDI 神戸大学, 科学技術イノベーション研究科, 部局研究員 (90520958)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | キシロース発酵 / キシロース取り込み / 酵母 / エタノール発酵 / 実バイオマス / バイオマス / 微生物 / 発酵 / 発現制御 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
食料との競合や栽培農地の乱開発を生じないリグノセルロース系バイオマスからのエタノール 発酵生産が期待されている。しかしながら、発酵に用いられる酵母Saccharomyces cerevisiaeは、キシロースを代謝しないため、発酵収率が低くなり、 改善が求められている。これに対して、我々は NBRC に登録されているすべての酵母のライブラリ ーをもっており、多数のキシロースを取り込む可能な酵母を発見した。本研究ではキシロース取り込み機構を解明し、関与する関連遺伝子を同定して単離し、さらに高性能な発酵酵母にキシロース資化代謝系を導入することで実プロセスに適したキシロース発酵酵母を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低炭素・循環型社会の構築の必要性を背景に、食糧生産と競合せずかつ賦存量の多いリグノセルロース系バイオマスからバイオエタノール生産が世界的に期待されている。本研究は、その発酵収率を低下させ、実用化を阻む要因である酵母のキシロース代謝能を改善(付与)し、実用化に向けたキシロース代謝酵母の新規プラットフォームを開発するもので、社会的・学術的に高い重要性と緊急性を有している。本研究では、実バイオマスの糖液発酵能の高い酵母にそれらの関連遺伝子を導入することで実プロセスに適したキシロース代謝酵母の開発と同時にストレス環境下での発酵プロセスの実現に本研究の特徴と独創性がある。
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