研究課題/領域番号 |
17205007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西原 寛 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70156090)
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研究分担者 |
米澤 徹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (90284538)
山野井 慶徳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (20342636)
久米 晶子 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (30431894)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)
2007年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2006年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2005年度: 15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
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キーワード | 多重安定性 / 錯体 / 分子機能 / フォトクロミズム / フェロセン / クラスター錯体 / 電子移動 / レドックス / スピロピラン |
研究概要 |
遷移金属錯体の化学・物理構造および多様な光学、磁気,電子物性が外部刺激に応答して可逆的に変化するインテリジェント分子系を創出し、それらを電極等と組合せることによって“分子レベルで機能する素子"をつくることを目的とした。II共役レドックス高分子錯体については、基板上への逐次的な錯形成法による一次元および三次元のII共役レドックス錯体オリゴマー、ポリマー鎖の合成を行い、レドックス伝導機構を電気化学的に解析し、その結果が、新しい分子鎖内電子輸送の概念で説明できることを提案した。さらにポルフィリンなどの色素を連結して、光電子移動分子ワイヤを構築した。フォトクロミック錯体については、記憶の深さを調節できる分子としてフェロセニルスピロピラン、電子コミュニケーションを光制御する分子としてビス(フェロセニルエチニル)エテンおよびそのトリエチルアミン置換体を開発し、緑色光とレドックスの組み合わせで可逆な異性化スイッチングを起こすフェロセニルアゾベンゼン単分子膜を作製した。ドナーアクセプター共役分子については、フェロセン-キノン共役分子系を対象とし、1,4-ビス(フェロセニルエチニル)アントラキノンが非常に速い結晶成長をし、さらにゲスト刺激による可逆的単結晶構造変換をすることを見出した。ドナーアクセプター共役分子については、1-フェロセニルアントラキノンがプロトン付加により温度により、原子価互変異性を示すフェロセン-ピリリウム共役分子が生成することを見出し、メスバウアースペクトルによりその特性を明らかにした。ヘテロメタルクラスター錯体については、既に見出したサーモクロミズムを示し、かつレドックス活性なジチオラト架橋三角形クラスター錯体を種々合成し、そのユニークな構造、物性を明らかにした。
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