研究課題/領域番号 |
17530572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
黄 福涛 (黄 福濤) 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,690千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | トランスナショナル / プログラム / 開発 / 比較的研究 / 質的保証 / カリキュラムのモデル / 学習成果 / 比較研究 |
研究概要 |
本研究では、特に1990年代以降、日中両国に焦点をあてて諸外国の大学におけるトランスナショナルプログラムの実態と開発に関する特徴を整理し、それらを類型化すると共に、日本におけるトランスナショナルプログラムの現状と問題点を検討した。 三年間の研究活動を通じて明らかになったのは、次の四つの点が挙げられる。すなわち、第一に、日中の比較研究を通して、カリキュラムの開発を含むトランスナショナル教育の類型に関して、少なくとも二つの類型があると考えられる。その一つは政府による統制型である。中国の事例研究はこのタイプの特徴を反映している。もう一つは市場に基づく調整型である。日本はこのタイプの代表的な事例である。第二に、アジア主要諸国におけるトランスナショナル高等教育の政策や展開に関する比較研究を通じで、日本や中国、マレーシア、シンガポールなどの国々においてすでに高等教育の教育プログラムの海外進出に関する政策が打ち出されており、高等教育の国際化に関する新しい形態が次々出てくるのに伴い、特に語学や文化などのプログラムについて積極的に海外進出が強化されている。第三に、中国に事例研究を通して、学生が国内および外国における履修年限に基づき、そのトランスナショナルプログラムの開発にについて、少なくとも四つのパタン-をまとめることができる。すなわち、1+3Type、2+2Type、3+1Type、および4+0Typeである。第四に、ごく一部の私立大学を除いて、日本の大学全体として、特に海外向けたトランスナショナルプログラムの開発に大きな進展が見られていないかと思われる。
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