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寄生成立過程における宿主植物-根寄生植物間相互作用の分子解析

研究課題

研究課題/領域番号 17580096
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物生産化学・生物有機化学
研究機関神戸大学

研究代表者

杉本 幸裕  神戸大学, 農学部, 教授 (10243411)

研究分担者 山内 靖雄  神戸大学, 農学部, 助手 (90283978)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード根寄生植物 / オロバンキ / ストライガ / 宿主植物 / ミヤコグサ / 相互作用 / ソルガム
研究概要

根寄生植物Orobanche spp.およびStriga spp.は世界各地で農業生産に甚大な被害を与えており、有効な防除方法の確立は喫緊の課題である。本研究では、マメ科のモデル植物ミヤコグサ(Lotus japonicus)を宿主植物として、各種寄生植物との関係を調べた結果、Orobanche aegyptiacaが寄生すること、Orobanche minorは表皮を越えて侵入するが維管束を結合できずに枯死すること、Striga hermonthicaは表層で枯死することを見出した。これらの現象からミヤコグサがそれぞれの寄生植物を認識することが示唆された。そこで、O.aegyptiacaが寄生した根(Oa)、O.minorが侵入した根(Om)、S.hermonthicaが接触した根(Sh)、非接種コントロール根(Ni)を用いてサブトラクションを行い、それぞれの寄生植物を接種したミヤコグサ根において特異的に発現が高まる59、21、46の遺伝子を単離した。単離した遺伝子の、Oa、Om、Shにおける経時的な発現を調べ、宿主植物の寄生に対する応答機構を明らかにすることを試みた。その結果、Oaにおいては、根粒共生時に発現することが知られている多くの遺伝子が誘導されることが見出された。一方、Shにおいては、ファイトアレキシンの生合成に関わるイソフラボン還元酵素をコードする遺伝子の特異的な発現が確認された。これらのことから、ミヤコグサは親和性、非親和性の寄生植物の侵入を認識して遺伝子発現レベルで異なる応答をしていることが判明した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 根寄生植物ストライガの種子発芽戦略2005

    • 著者名/発表者名
      宮本純代, 杉本幸裕
    • 雑誌名

      化学と生物 43・8

      ページ: 538-541

    • NAID

      10019044397

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要 2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Germination Strategy of Root Parasitic Plant Striga hermonthica (in Japanese)2005

    • 著者名/発表者名
      Sumiyo Miyamoto, Yukihiro Sugimoto
    • 雑誌名

      KAGAKU TO SEIBUTSU 43 (8)

      ページ: 538-541

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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