研究分担者 |
小川 正賢 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80143139)
村山 功 静岡大学, 教育学部, 教授 (40210067)
余田 義彦 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (20191653)
坂本 美紀 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90293729)
銀島 文 金沢大学, 教育学部, 助教授 (30293327)
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研究概要 |
本研究では,近年の日本学術会議「日本の計画(Japan Perspective)」や総合科学技術会議「科学技術関係人材の育成と活用について」などで求められている今後の新しい学術研究の方向性としての「社会のための科学」という新しい立場を採用しつつ,『日本科学教育学会』に所属する若手・中堅研究者をコア・メンバー(研究分担者24名,研究協力者10名から構成)として「社会・実践者・研究者の真の協働による新しい科学教育研究の構想」に関する共同研究の企画を行い,科学教育研究の学問領域群の中に,新しい領域を開拓するための準備に着手することを目的とした. 平成17年9月に「社会・実践者・研究者の真の協働による新しい科学教育研究の構想」研究企画会議を実施した。そこでは,まず,当該研究領域に関する研究発表を行い,予備的議論を行った。次に,科学教育が協働すべき計9のパートナー(学校・教育委員会,科学者・エンジニア,社会教育施設,企業・産業界,一般市民,NPO/NPO,メディア・ジャーナリズム,国際協力事業団体,科学技術ボランティア)を想定し,各パートナーとどのような共同研究・教育実践活動が可能かについて,現在それぞれの連携研究を展開している分担者相互で探索的に議論した。また,会議後には,先の9つのパートナー別の研究グループを構成し,それぞれのグループによって,先行研究等に関する集中的な調査を行い,データベース化するとともに,それらを精選するなかで,約100件の関連主要文献リストを作成した。 2006年には,オンラインの議論を集約し,本テーマに関する理論と実践方法論の枠組みを策定し,最終報告書としてWeb上で成果を公開する準備を終了した。
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