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無形資産会計の比較制度分析

研究課題

研究課題/領域番号 17730277
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関神戸大学

研究代表者

清水 泰洋  神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80324903)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード無形資産 / 国際比較会計史 / 暖簾 / 判例 / 会計史 / 財務会計 / アメリカ
研究概要

最終年度は暖簾の会計に関する研究を進める上で,Carnegie and Napier(1996)際比較会計史(Comparative International Accounting History)の立場から,アメリカの暖簾の実質的な意味内容と比較するために,イギリスの会計文献,特に判例と専門職雑誌にみられる暖簾の意味する事項について検討を行い,これを『産業経理』誌上において公表した。そこでは,特に19世紀のイギリスにおいては,小規模企業を前提とした暖簾の議論が主であり,特に法廷において暖簾が問題となるのは,暖簾と競争制限的行為との関係であった。企業の買収に際して暖簾が購入されるとき,当該暖簾の譲渡はその当事者,特に売り手がどの範囲まで競争的行為が制限されるかが問題であった。19世紀末になると,暖簾の売り手に課せられた競争的行為の制限が転じ,買い手の資産へと変化するが,これはアメリカ的なビッグ・ビジネスを前提とした超過収益力の表象たる暖簾とは似て異なるものであり,異なる背景が異なる概念をもたらしていることを説明した。現在,研究期間を終了した後であるが,概念の違いが会計処理の歴史的相違にいかなる相違をもたらしているか,そしてその相違は現在の会計に対していかなる影響をもたらしているかを研究している中途であり,これらをまとめて公表する予定である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 19世紀イギリスの専門職雑誌における暖簾2008

    • 著者名/発表者名
      清水, 泰洋
    • 雑誌名

      産業経理 67

      ページ: 71-79

    • NAID

      40015829321

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] わが国における会計史研究の史的分析:1917〜2004年2006

    • 著者名/発表者名
      中野常男
    • 雑誌名

      国民経済雑誌 第193巻第2号

      ページ: 1-18

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 会計史を巡るヒストリオグラフィー:レビュー2005

    • 著者名/発表者名
      清水泰洋
    • 雑誌名

      国民経済雑誌 第192巻第1号

      ページ: 83-98

    • NAID

      120005627297

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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