研究課題/領域番号 |
17K17871
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
生産工学・加工学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西田 勇 神戸大学, 工学研究科, 助教 (40776556)
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研究協力者 |
第十 祐幹
三浦 隼人
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 筋骨格モデル / 冗長筋 / 疲労モデル / デジタルヒューマンモデル / 筋疲労 / 作業負荷 / 人体 / ヒューマセンタード生産 / 生産工学 / 生物・生体工学 |
研究成果の概要 |
本研究は,筋肉の疲労状態を考慮した作業負荷予測が可能なデジタルヒューマンモデルを開発することを目的としている.本目的を達成するために従来の筋骨格モデルでは考慮されていなかった冗長筋の機能を考慮した筋骨格モデルを提案した.冗長筋とは,関節を駆動する際に駆動方向を妨げる方向に働く筋肉のことであり,冗長筋の影響が考慮できていないと,推定される筋肉負荷は実際より小さく見積もられる.また,本研究では,筋肉の疲労の程度を予測することが可能な筋の疲労・回復モデルを新たに提案した.本モデルの特徴は,これまで考慮できていなかった筋の速筋線維と遅筋線維の機能を考慮して,筋の疲労予測を可能にしたことである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では2007年に高齢化率が20%を超え,超高齢社会に突入している.また,若年層の製造業者の減少により製造現場での高齢化が大きな問題となっている.製造現場での作業者の高齢化が進むと,作業者の身体的な負担が増えるために作業の安全性や効率が損なわれることになる.本研究では,これらの課題を克服するために,作業者ごとに異なる筋力および疲労進展の程度などの身体特性を考慮して,作業時の筋肉の負荷を予測することが可能なデジタルヒューマンモデルを実現した.
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