研究課題/領域番号 |
17K19013
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
日出間 るり 神戸大学, 工学研究科, 助教 (20598172)
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研究分担者 |
鈴木 洋 神戸大学, 工学研究科, 教授 (90206524)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | Flow Focusing / Double Emulsion / Microfluidics / ダブルエマルション / マイクロ流路 / Flow focusing / 柔らかい粒子 / 粘弾性流体 |
研究成果の概要 |
マイクロ流路を用いたFlow Focusingによるダブルエマルション(DE)の安定生成には,まず,流路壁面の濡れ性が大きな影響を与えていることが明らかとなった.また,流量を変えて行った一連のDE生成実験から,流路形状が近しい場合には,流路形状よりもむしろ注入する3種類の溶液の流量比が安定な生成に影響を与えていることが解った.DEの粒径は流量比により制御できた.数値計算により得られた結果からは,溶液の界面張力や粘度がわずかに変化するだけで,3種の溶液の界面の流動挙動が不安定化する場合があることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DEやDEから生成されるベシクルは,基礎研究,工業・医療への応用に利用可能で付加価値が高いが,実際にDEやベシクルを研究・応用対象とする場合には,その粒径制御と安定生成が課題となっていた.均一な粒子を生成する技術としてはFlow Focusingが注目されているが,粒子安定生成のための理論的な背景は不十分であった.本研究では,Flow FocusingによるDE生成の安定性に影響を与える因子を提案した.このことは基礎,応用の両面で付加価値が高い粒子の生成に知見を与えるもので,学術的にも社会的にも意義がある.
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