研究課題/領域番号 |
18390027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田原 栄俊 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00271065)
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研究分担者 |
清宮 啓之 広島大学, 癌研究会・癌化学療法センター, 部長 (50280623)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,660千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 2,160千円)
2007年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2006年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | テロメア / G-tail / テロメア結合タンパク質 / テロメラーゼ / 抗がん剤 / 老化 / 抗癌剤耐性 |
研究概要 |
テロメアG-tailが、細胞の様々な機能における重要性について研究を進めるために、種々の細胞の老化におけるテロメアG-tailの短縮におけるやその機能解析を行った。 1.POT1ノックアウトマウスの解析:POT1をノックアウトした細胞では、染色体末端の融合など異常が見られた。そのときにテロメアG-tailの異常な延長がみられ、テロメア末端の維持機構においてPOT1がきわめて重要であることが明らかになった。 2.種々の細胞における細胞老化におけるテロメアG-tailの測定:血管内皮細胞HUVEC、繊維芽細胞、肝細胞などの老化細胞においてG-tailが短縮していることが明らかになった。 3.テロメラーゼによりテロメアを延長させ不死化させた細胞におけるテロメアG-tail長の測定:いずれのhTERT導入細胞で非導入の正常細胞に比べ顕著なG-tailの延長がみられた。テロメラーゼの活性化によりテロメアG-tailが延長される知見として重要である。 4.テロメラーゼでテロメアG-tailが延長された細胞の機能解析:G-tailが延長していた血管内皮細胞では、管腔形成、分化マーカーとも正常細胞に比べて更新がみられ、G-tail長の維持が細胞の機能維持にも重要であることがわかった 5.Tankyraseの各ドメインの重要性とG-tail長への影響:変異Tankyrase1によりTRF1のpoly ADPリボシル化なしにテロメア延長がおこることが明らかになった。 6.テロメラーゼ導入した乳腺上皮細胞のプロテオーム解析:hTERT導入細胞と非導入細部においてICATをもちいたプロテオーム解析を行い、テロメア延長に伴い変化するタンパク質を同定した。
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