研究課題/領域番号 |
18500559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
真田 樹義 早稲田大学, 付置研究所, 准教授 (50421227)
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研究分担者 |
樋口 満 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (20192289)
鈴木 克彦 早稲田大学, 人間科学学術院, 講師 (80344597)
町田 修一 早稲田大学, 生命医療工学研究所, 客員講師(専任扱い) (40421226)
秋本 崇之 早稲田大学, 生命医療工学研究所, 客員講師(専任扱い) (00323460)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,140千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 肥満関連遺伝子 / 有酸素性能力 / メタボリックシンドローム / PPARγ / 最大酸素摂取量 / 遺伝子多型 / ヘルスプロモーション / 生活習慣病 / 運動処方と運動療法 / 加齢・老化 / フィットネス / トレーニング科学 |
研究概要 |
肥満関連遺伝子の多型と有酸素能がメタボリックシンドローム(MS)に対して、どのように関連するのかについては知られていない。本研究は、肥満関連遺伝子多型、身体組成、MSのリスクファクターおよび最大酸素摂取量との関係について検討し、有酸素能が肥満関連遺伝子多型の有無と独立してMSに関連するかどうかについて検証することを目的とした。被験者は、健康な成人男女754名とした。全被験者は、問診票の記入および安静時血圧の測定後、採血を行い、中性脂肪、HDLコレステロール、血糖値を測定した。最大酸素摂取量は自転車エルゴメーターを用いた漸増負荷法によって測定した。身体組成の測定は、DXA法によって行った。PCR-RFLP法によって、β3アドレナリン受容体(ADRB3 64 T>A)、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ 1431 C>T、Pro12Ala)、脱共役タンパク1(UCP1 3826 A>G)、脂肪酸結合タンパク2(FABP2 54 A>T)の遺伝子多型を解析した。最大酸素摂取量(VO2Peak)は、男女ともMSの有無と有意に関連し、MSのリスクスコア(Z値)は、男性で最大酸素摂取量が32ml/kg/min、女性で30ml/kg/minを下回った場合に有意な増加を示した。中高齢者では、PPARγの遺伝子多型の有無にかかわらず体力はMSのリスクと関連し、PPARγの遺伝子多型を保持している中高齢被験者は有酸素性能力を高めることがMSの予防に重要であることが示唆された。
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