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時計遺伝子による骨分化誘導メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18592261
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

藤岡 大助 (2007)  広島大学, 病院, 助教 (20379879)

岩田 倫幸 (2006)  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (30418793)

研究分担者 吉野 宏  広島大学, 病院, 講師 (50240338)
藤田 剛  広島大学, 病院, 助教 (80379883)
水野 智仁  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (60325181)
藤岡 大助  広島大学, 病院・助手 (20379879)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,780千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード時計遺伝子 / 低酸素 / 間葉系幹細胞 / 骨分化 / DEC1 / HIF-1α / HIF1α
研究概要

本研究は、時計遺伝子DEC1による間葉系幹細胞の骨分化誘導におけるメカニズムの解析を目的として、以下の実験を行なった。
(1)間葉系幹細胞の骨分化における時計遺伝子の影響
DEC1過剰発現は、骨分化関連転写因子Runx2およびOsterix mRNA発現を促進し、アルカリフォスファターゼ(ALPase)発現および石灰化の亢進も確認された。
(2)時計遺伝子誘導因子が及ぼす骨関連遺伝子発現の変化
(1)低酸素状態下での培養によって、DEC1 mRNA発現が促進された。さらに、Runx2およびOsterix mRNA発現の上昇、およびオステオポンチン(OP)、ALPase、オステオカルシン(OC)mRNAの抑制が認められた。
(2)低酸素条件下での培養後の通常酸素条件に戻しての骨分化誘導により、OP, ALPase, Runx2, Osterix mRNA発現の亢進が認められた。
(3)時計遺伝子による骨関連遺伝子誘導のメカニズムの解明
このメカニズムの解明する目的で、低酸素状態によって誘導される遺伝子HIF-1αの影響を検討した。
(1)HIF-1α過剰発現は、時計遺伝子および骨関連遺伝子の発現には影響しなかった。
(2)siRNAによるHIF-1α mRNAの発現抑制は、Osterix mRNA発現を減少させた。
(3)ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤によるHIF-1α転写活性の促進は、DEC1を誘導し、OP mRNA発現を促進、OC mRNA発現を抑制した。
以上の知見より、時計遺伝子DEC1は低酸素によって誘導されるHIF-1αによって制御され、低酸素条件でのHIF-1α発現および転写活性の調整により骨分化に対しての影響を及ぼすと考えられる。これにより、DEC1による骨分化促進においてHIF-1αが重要な役割を果たしていることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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