• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

鳥類卵管のグレリン産生制御による胚子発育促進戦略

研究課題

研究課題/領域番号 18658108
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関広島大学

研究代表者

吉村 幸則  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 教授 (10167017)

研究分担者 磯部 直樹  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 准教授 (80284230)
杉野 利久  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 助教 (90363035)
研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード鳥類 / グレリン / 受精卵 / グレリン受容体 / 胚細胞 / 細胞増殖 / 胚発達 / 形態 / 卵白 / 卵管 / 胚表皮
研究概要

私達はニワトリの卵に母性グレリンが移行して胚の発達の調節に関与する可能性を追究している。これまでに,(1)グレリンは卵管と卵胞【顆粒層でも産生されて卵内に入り,その濃度は卵白より卵黄で高いこと,(2)卵黄と卵白のグレリン濃度は艀卵5日まで変化しないこと,(3)初期胚にグレリン受容体遺伝子が発現することを示した。(3)グレリンが胚の発達に関与する可能性を検討するために,グレリン受容体(GHS-Rla)のアンタゴニストであるD-Lys^3-GHSR6または抗グレリン受容体抗体を孵卵前の受精卵の卵黄または卵白中に投与して,胚発達を形態学的に評価したが,有意な影響は認められなかった。本年度は,受精卵や胚細胞にグレリンを作用させて,胚発達やが胚細胞の増殖に及ぼす影響を解析した。孵卵前の受精卵にグレリンを投与し,孵化後のヒナの形態,神経や内臓の組織,行動(神経機能に及ぼす影響)を解析したが,有意な影響は認められなかった。これらのヒナのグレリン産生機能と感受性への影響を解析するために,腺胃においてグレリンおよびその受容体の免疫染色を行ったが,陽性細胞の出現に影響は無かった。一方,胚細胞を採取して培養し,卵内のグレリンが存在しない条件で,グレリンが細胞増殖に及ぼす影響を解析した。その結果,グレリンは胚細胞の増殖を有意に促進することが明らかとなった。このことから,鳥類では母性グレリンが卵へ移行し,胚細胞の増殖を調節することにより,胚の発達にに関与する可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of ghrelin in fertilized eggs of chicken.2009

    • 著者名/発表者名
      Yoshimura Y, Tsuyuki C, Subedi K, Kaiya H, Sugino T, Isobe N
    • 雑誌名

      Journal of Poultry Science (in press)

    • NAID

      10025549109

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ニワトリ受精卵の母性グレリンと胚グレリン受容体-胚発達にグレリンは関与するか?-2007

    • 著者名/発表者名
      吉村幸則
    • 学会等名
      第32回鳥類内分泌研究会
    • 発表場所
      ホテルニューグランデまつ(高松)
    • 年月日
      2007-11-15
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/anat/

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi