• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中山間地の統合型・分散型水道システム最適組合せによる地震防災対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18760350
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学・維持管理工学
研究機関神戸大学

研究代表者

鍬田 泰子  神戸大学, 工学研究科, 准教授 (50379335)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード中山間地 / ライフライン / 地震 / 事業規模 / 水道システム
研究概要

本研究では,中山間地域における水道システムの統合化を背景に,水道事業施設の耐震性や冗長性,復旧機能性に関する評価手法を提案することを目的としている.とくに近年では,甚大な被害をもたらす地震が多発する中,水道事業体においても事業規模を問わず甚大な被害に見舞われている.各事業体では,管路更新および耐震化などの事前対策と,被災後の初動体制や連絡網の強化さらには地震時緊急対応マニュアルの整備などの事後対策の両面から地震防災対策が実施されている.しかし,事前対策を実施するためには,水道事業体の現状把握が必要不可欠となってくる.
まず,管路耐震化状況を定量的に評価する手法を提案するとともに事業規模による耐震化低減効果について明らかにした,給水人口規模が小さくなるほど地震に対して脆弱になることが分かった.また,給水人口2万人以上の事業体では,今後10年間の更新方法によって危険度を大幅に低減できることが明らかになった.それ以下の事業体では,管路の耐震化だけでなく,震後の緊急対応の充実化を図るなど事後対策と併せて対策すべきであると考えられる.また,昨年度から分析している中山間地の道路閉塞評価と将来的にリンクさせてシステムとしての評価方法につなげることが課題である.
一方で,事業体の緊急対応マニュアルを収集し,事業規模におけるマニュアル整備状況と緊急対応時の組織状況について分析した.災害時の指令系統を計画している事業体が多かったが,事業規模が小さくなるにつれて職員数が減り,災害担当部署に数名しか配置できなくなることが明らかになった.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 水道管路の地震被害に関わる要因分析〜能登半島水道事業体の場合〜2007

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 雑誌名

      建設工学研究所論文報告集 49

      ページ: 141-152

    • NAID

      110006530322

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 水道事業体の地震時緊急対応と市町村合併による課題2007

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 雑誌名

      建設工学研究所論文報告集 49

      ページ: 153-162

    • NAID

      110006530325

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 弧立集落発生要因と対応および防災課題〜能登半島地震の場合〜2007

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 雑誌名

      建設工学研究所論文報告集 49

      ページ: 119-130

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 津波被害による事業べースの復旧と事業継続への影響2006

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 雑誌名

      第12回日本地震工学シンポジウム論文集

      ページ: 1566-1569

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Seismic vulnerability evaluation of water delivery system2006

    • 著者名/発表者名
      Javanbarg, M. B
    • 雑誌名

      第12回日本地震工学シンポジウム論文集

      ページ: 1230-1233

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] ジャワ島中部地震における地震動特性とライフライン被害2006

    • 著者名/発表者名
      高田 至郎
    • 雑誌名

      建設工学研究所論文報告集 第48号

      ページ: 181-202

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 新潟県中越沖地震における水道施設の被害と復旧2007

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 学会等名
      日本水道協会関西地方支部第51回研究発表会
    • 発表場所
      大阪・吹田
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 地震時の集落弧立要因と災害対応における課題2007

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 学会等名
      日本自然災害学会学術講演会
    • 発表場所
      北海道
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 中山間地における地震時集落弧立可能性指標に関する分析2007

    • 著者名/発表者名
      鍬田 泰子
    • 学会等名
      土木学会第62回年次学術講演会
    • 発表場所
      広島
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi