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義歯補綴治療による高齢者のタンパク質・エネルギー低栄養状態の改善

研究課題

研究課題/領域番号 19592241
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

吉田 光由  広島大, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50284211)

研究分担者 津賀 一弘  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (60217289)
林 亮  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (20423361)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード要介護高齢者 / 義歯治療 / 体重
研究概要

義歯治療の大きな目的のひとつに咀嚼機能の改善を通じた栄養摂取への貢献がある。とりわけ,タンパク質-エネルギー低栄養状態のリスクの高い要介護高齢者ではこの役割は大きいものと思われるものの,これまであまり検討されていない。今回我々は,要介護高齢者の義歯装着時ならびに装着後6ケ月の体重変化を比較することで,義歯治療が栄養摂取に及ぼす影響を検討した。
対象者は広島県内の某療養型医療施設入院患者のうち,身体機能,認知機能がほぼ等しく,臼歯部での残存歯による咬合関係のない47名(男性9名,女性38名,平均年齢84.3歳)とし,義歯装着前および装着6ケ月後の食形態ならび体重を調査した。
その結果,義歯治療後の体重は,義歯不使用者では減少していたのに対して,義歯使用者では,摂取している食形態に変化がなかったにもかかわらず有意に増加していた(p<0.05)。
このことは,咀嚼による食塊の形成能がその後の消化・吸収の促進につながっている可能性を示唆しており,これら義歯使用者の口腔機能を総合的に評価すべく,新たに濁度計を購入,義歯装着時と未装着時での咀嚼による混和を評価し,義歯装着による口腔での食塊形成能が高まる可能性も検討した。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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