配分額 *注記 |
18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2010年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2009年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2008年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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研究概要 |
K_2NiF_4型の構造原型相を有する有機化合物(AA)_2TX_4(AA:アルキルアンモニウム, T:遷移金属, X:ハロゲン)の物質開拓では,研究当初での成長速度の10倍以上早くFe, Ma, Co, Cu, Znの10種類の単結晶を育成できる条件を確立した。EACuCでは26Kと37Kで誘電秩序があることを初めて見出し,当該物質が磁気・誘電のマルチフェロであることが証明した。EAFeCの構造相について,これまで報告がなかった部分を全て決定するとともに磁気転移と同時に構造相転移することを見出した。EACuCではこれまで未決定の構造相を決定するとともに,これまでの報告を覆して正しい構造相の提案を行った。希土類化合物における応力場交差相関機能マルチフェロイックの展開として, PrIr_2Zn_<20>に着目して弾性率を用いた歪み応答実験を行いf電子基底状態Γ_32重項の反強的4極子秩序であることを始めて実証し, 4極子揺らぎが当該物質の維新期超伝導発言に関与していることを指摘した。応力場による超伝導制御の可能性も期待できる。
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