ペプチド作動性ナトリウムチャネルの機能発現に関わる分子機構に関する研究

• 研究課題/領域番号: 20570071
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 動物生理・行動
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 古川 康雄 広島大学, 大学院・総合科学研究科, 教授 (40209169)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: イオンチャネル / ペプチド / 構造機能相関

研究概要

本研究課題では、ペプチド作動性Na+チャネルであるアメフラシのFMRFamide作動性Na^+チャネルの機能発現に関わる分子機構に関する研究を行った。その結果、チャネルの一次構造における552位アミノ酸部位がチャネルポア外縁部に存在しておりチャネルの活性化や脱感作機構に関わることを明らかにした。また、この部位のアミノ酸側鎖の電荷がチャネル電流の整流性に影響を与えることを明らかにし、このチャネルが内向き整流性を示すのは、552位アミノ酸がアスパラギン酸であることによることを示した。

研究成果

• [雑誌論文] Position 552 in a FMRFamide-gated Na^+ channel affects the gating properties and the potency ofFMRFamide (2010)
  • 著者名/発表者名: Y.Kodani, Y.Furukawa
  • 雑誌名: Zoological Science 27 ページ: 440-448
  • 査読あり
• [雑誌論文] Regulatory actions of neuropeptides and peptide hormones on the reproduction of molluscs (2010)
  • 著者名/発表者名: F.Morishita, Y.Furukawa, O.Matsushima, H.Minakata
  • 雑誌名: Can.J.Zool. 88 ページ: 825-845
  • 査読あり
• [雑誌論文] Position 552 in a FMRFamide-gated Na+ channel affects the gating properties and the potency of FMRFamide (2010)
  • 著者名/発表者名: Y.Kodani, Y.Furukawa
  • 雑誌名: Zoological Science 巻: 27 ページ: 440-448
  • NAID: 40017358601
  • 査読あり
• [雑誌論文] Position 552 in a FMRFamide-gated Na+ channel affects the gating properties and the potency of FMRFamide (2010)
  • 著者名/発表者名: Y.Kodani, Y.Furukawa
  • 雑誌名: Zoological Science 27(in press)
  • NAID: 40017358601
  • 査読あり
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルのイオン透過性について (2010)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第81回日本動物学会大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルのD552C 変異体に対するシステイン修飾剤の作用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第81回日本動物学会大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] FMRFamide作動性Na+チャネルのD552C変異体に対するシステイン修飾剤の作用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑、古川康雄
  • 学会等名: 第81回日本動物学会大会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] FMRFamide作動性Na+チャネルのイオン透過性について (2010)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄、小谷侑
  • 学会等名: 第81回日本動物学会大会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルに対するシステイン修飾剤の作用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第32回日本比較生理生化学会大会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2010-07-19
• [学会発表] FMRFamide作動性Na+チャネルに対するシステイン修飾剤の作用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄、小谷侑
  • 学会等名: 第32回日本比較生理生化学会大会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2010-07-19
• [学会発表] FMRFamide 作動性Na+チャネルの電位依存性と552位アミノ酸の関係 (2009)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第31回日本比較生理生化学会大会
  • 発表場所: 千里ライフサイエンスセンター
  • 年月日: 2009-10-23
• [学会発表] FMRFamideによるFMRFamide作動性Na^+チャネルのポアブロック (2009)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第80回日本動物学会大会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルのD552変異体における電位依存性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第80回日本動物学会大会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] FMRFamide 作動性Na+チャネルのD552変異体における電位依存性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第80回日本動物学会大会
  • 発表場所: 静岡県コンベンションセンター
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] FMRFamide によるFMRFamide 作動性Na+チャネルのポアブロック (2009)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第80回日本動物学会大会
  • 発表場所: 静岡県コンベンションセンター
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] An aspartate in TM2 of the FMRFamide-gated Na^+ channel affects the effectiveness of FMRFamide as well as the kinetic properties (2009)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 36th International Congress of Physiological Sciences
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-07-29
• [学会発表] An aspartate in TM2 of the FMRFamide-gated Na+ channel affects the effectiveness of FMRFamide as well as the kinetic properties (2009)
  • 著者名/発表者名: Y.KODANI, Y.FURUKAWA
  • 学会等名: 36th International Congress of Physiological Sciences
  • 発表場所: 京都国際会館
  • 年月日: 2009-07-29
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルのTM2領域に位置するアスパラギン酸残基の役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第61回日本動物学会中国四国支部大会
  • 発表場所: 高知
  • 年月日: 2009-05-17
• [学会発表] FMRFamide 作動性Na+チャネルのTM2領域に位置するアスパラギン酸残基の役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第61回日本動物学会中国四国支部大会
  • 発表場所: 高知大学
  • 年月日: 2009-05-17
• [学会発表] An aspartate residue in the second transmembrane domain is critical for the function of FMRFamide-gated Na^+ channel (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 38th Annual meeting of the society for neuroscience
  • 発表場所: Washington DC, USA
  • 年月日: 2008-11-15
• [学会発表] An aspartate residue in the second transmembrane domain is critical for the function of FMRFamide-gated Na^+channel (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第38回北米神経科学会
  • 発表場所: ワシントンコンベンションセンター(USA)
  • 年月日: 2008-11-15
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルの電位依存性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第79回日本動物学会大会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルにおける552位アスパラギン酸残基の役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第79回日本動物学会大会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルにおける552位アスパラギン酸残基の役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第79回日本動物学会大会
  • 発表場所: 福岡大学
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] FMRFamide作動性Na^+チャネルの電位依存性 (2008)
  • 著者名/発表者名: 古川康雄, 小谷侑
  • 学会等名: 第79回日本動物学会大会
  • 発表場所: 福岡大学
  • 年月日: 2008-09-05
• [学会発表] Mg^<2+>によるFMRFamide作動性Na^+チャネル電流の増強とその分子機構 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第60回日本動物学会中国四国支部大会
  • 発表場所: 広島
  • 年月日: 2008-05-18
• [学会発表] Mg^<2+>によるFMRFamide作動性Na+チャネル電流の増強とその分子機構 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小谷侑, 古川康雄
  • 学会等名: 第60回日本動物学会中国四国支部大会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2008-05-18
• [備考] ホームページ等