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ポリエチレンのゲル電界紡糸と高配列・高配向ナノ繊維の創製

研究課題

研究課題/領域番号 20655050
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 高分子・繊維材料
研究機関神戸大学

研究代表者

西野 孝  神戸大学, 工学研究科, 教授 (40180624)

研究分担者 小寺 賢  神戸大学, 工学研究科, 助教 (80403301)
研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード高分子構造・物性 / ナノ材料 / 構造・機能材料 / 表面・界面物性
研究概要

3年間の研究期間に亘り,ポリ-α-オレフィンの一環としてアイソタクチックポリプロピレンを取り上げ,その電界紡糸を試みた。その結果,高温加熱条件下でイオン液体を添加することで電界ゲル紡糸に成功した。さらに,紡糸糸を高速回転コレクター上に採取し,引き続いて延伸を施すことで高配列・高配向した繊維の作製と,その構造・物性評価を試みた。その結果,単に高速回転コレクター上に採取するだけでは繊維中の微結晶の配向は観察されず,後延伸によりはじめて高度に微結晶が配向することを見出した。また,延伸に伴い結晶化度が飛躍的に上昇し(73%),ナノファイバーでは20倍までの高い延伸倍率が可能となった。さらに,それに伴い弾性率と強度が上昇し,各々,22GPa,710MPaの値を得た。この際,マクロなサイズのフィルムとの構造・物性比較の比較を行うと,フィルムでは延伸倍率は15倍が最大であり,弾性率,強度とも各々,9GPa,560MPaに留まった。これらの値は上述の物性値に及ばず,ナノファイバーの優位を示すことができた。このことは当初予想したように,ナノファイバー化に伴って材料欠陥の減少が寄与しているものと考えられた。
これまで-α-ポリオレフィンのナノファイバー化についていくつかの報文が発表されているが,いずれも単に繊維径としてのナノ化に留まっていた。しかしながら一方,本萌芽研究により,高配列した高強度・高弾性率ポリプロピレン・ナノ繊維の創製に成功したことは同材料を構造材料として利用する可能性を示したことを意味し,成功裡に研究を推移させることができた。今後ナノ繊維を充てん繊維とする複合材料の創製へと展開する予定であり,さらに同手法をポリエチレン・ナノ繊維,次いで超高分子量体へと展開していく計画である。

報告書

(3件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] エキゾチック高分子複合材料2010

    • 著者名/発表者名
      西野孝
    • 雑誌名

      電子材料

      巻: 49 ページ: 44-48

    • NAID

      40015306488

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] バイオナノファイバーの構造と物性2009

    • 著者名/発表者名
      西野孝
    • 雑誌名

      機能材料 29

      ページ: 6-18

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [雑誌論文] 高強度・高弾性率高分子2009

    • 著者名/発表者名
      西野孝
    • 雑誌名

      高分子 58

      ページ: 385-388

    • NAID

      10024759593

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      西野孝
    • 雑誌名

      ナノファイバーテクノロジー-新産業発掘戦略と応用-(シーエムシー出版)

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 高分子材料の解析技術~ナノスケールから見れば2011

    • 著者名/発表者名
      西野孝
    • 学会等名
      近畿化学協会「高分子化学研修コース」
    • 発表場所
      大阪科学技術センター(大阪府)(招待講演)
    • 年月日
      2011-02-16
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 高性能高分子2010

    • 著者名/発表者名
      西野孝
    • 学会等名
      日本化学会「化学技術基礎講座」
    • 発表場所
      化学会館(東京都)(招待講演)
    • 年月日
      2010-07-16
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] イオン液体を用いたエレクトロスピニング法による高配列・高配向アイソタクチックポリプロピレン繊維の作製2009

    • 著者名/発表者名
      西野孝, 小寺賢, 定金祐司
    • 学会等名
      第58回高分子討論会
    • 発表場所
      熊本大学(熊本県)
    • 年月日
      2009-09-17
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] イオン液体を用いたエレクトロスピニング法によるポリプロピレン繊維の作製2009

    • 著者名/発表者名
      西野孝, 小寺賢, 定金祐司
    • 学会等名
      平成21年度繊維学会年次大会
    • 発表場所
      タワーホール船堀(東京都)
    • 年月日
      2009-06-10
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www2.kobe-u.ac.jp/~tnishino/cx4.html

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www2.kobe-u.ac.jp/~tnishino/cx4.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2025-11-18  

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