配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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研究概要 |
本研究の全体構想は,始原的な炭素質コンドライト隕石に含まれる極初期太陽系約46億年前のわずか数百万年間に形成した物質(難揮発性包有物,コンドリュール)に対して,岩石学的組織,同位体組織学を複合した新しい年代組織学を適応し,形成過程の解明のため,隕石年代組織学を展開することである。20年度に開発に成功した高精度年代測定法を,より系統的に自動化して分析を行うため,同位体自動分析システムの開発を行い、標準試料及び隕石試料に適応し,検証した。その結果,.1‰程度の分析精度で^<26>Mgの過剰を評価する事ができる分析法の開発に成功した.この分析法を,岩石組織の異なる様々な難揮発性包有物に適応し,短寿命核種^<26>Alから壊変して生成した^<26>Mg/^<24>Mg初生比の変動を0.1‰の精度で詳細に評価した。結果,酸素同位体組成の異なる各結晶のもつ^<26>Mgの過剰から得られたアイソクロンから,複数回の溶融により,年代系がリセットされたことを,同位体組織学,岩石学的組織を融合し,評価する事に成功した。
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