研究課題
基盤研究(B)
サンゴの炭酸塩骨格の化学組成は、古気候を推定する間接指標として広く用いられている。しかし、その記録プロセスには生物が介在するため、これまで十分に考慮されてこなかった環境-生物間相互作用に起因する「推定の不安定性」が存在する。本研究では、長期飼育サンゴについて、酸素同位体比およびSr/Ca比の気候指標としての安定性を検証した。また、琉球列島石垣島のサンゴ記録から復元された20世紀初期の海洋変動について考察した。
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