研究分担者 |
河井 克之 神戸大学, 自然科学系先端融合研究環都市安全研究センター, 准教授 (30304132)
ピパットポンサー ティラポン (PIPATPONGSA Thirapong) 東京工業大学, 学術国際情報センター, 准教授 (10401522)
橘 伸也 埼玉大学, 地圏科学研究センター, 助教 (90432567)
竹山 智英 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (00452011)
金澤 伸一 中央大学, 理工学部, 助教 (20580062)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2011年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2009年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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研究概要 |
ユーラシア大陸地下には,広く岩塩層が堆積していることが知られる.地層褶曲などにより岩塩層が比較的地表近くまで迫出している場合には,表層地下水にまで塩分が含まれていることが多い.典型的な事例をタイ東北部(内陸)に見ることができる.乾期,雨期の乾湿繰返しに伴って地表面への塩の析出と塩害に伴う農業生産の低下を引き起こしている.一方,東南アジアの国々では,製紙業から排出されるPS(ペーパースラッジ)や浄水場発生汚泥の処理は深刻な環境問題となっている.このような汚泥を1300度程度で焼くと,微細な多孔構造を持つ安定した多孔質材とすることができる.本研究課題は,タイ東北部をフィールドに,この多孔質材料を塩害防止・対策に用い,塩害防止と農耕地保全に役立てることを目的とし, 1.水収支の狂いによる塩分析出シミュレータの高度化, 2.タイ東北部で計測された塩害,地盤変状の解析, 3. PS焼成材,浄水場排出焼成材の力学特性の把握, 4.塩害防止,農耕地保全の構造体の提案を行った.
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