研究概要 |
心理学を初めとして, 科学的なアプローチを重視してきた様々な学問分野で近年注目を集めるようになってきた研究の1つに, 質的研究がある.しかし現状では, 質的研究の評価にとって重要な知見収集の程度については主観的判断に依存している. そこで本研究では, 任意の質的研究法の観点収集の最中に知見数と飽和感を表す知見の捕獲率を推定する方法を提案した. 分析には(株) 日経BPコンサルティングが発表しているブランドジャパンの提供による, 2つの企業に対する2006年から2010年までの自由記述の印象調査の回答を用い, 多くの知見数が集まるまでに必要な精読量を明らかにした.
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