研究概要 |
本研究では,アゾール系抗真菌薬およびキャンディン系抗真菌薬について,簡便で迅速な薬物濃度測定系を確立することができた.感染症患者の体液組織・血液サンプルを測定して得た薬物濃度データをPK解析し,PGデータ(P450の野生型,ヘテロ変異型またはホモ変異型)を共変量として組み込んで,PKとPDの関係を解析することができた.そして,これらを統合したモデリングを行い,シミュレーションにより至適投与法を検討することができた.また,患者特性や原因菌感受性などの情報から,至適投与法を設計可能なソフトウェアの技術を開発することもできた.
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