カベオラ膜結合型ビタミンD受容休を介する神経一骨一免疫系による造血制御の解明

• 研究課題/領域番号: 21591243
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 血液内科学
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 松井 利充 神戸大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10219371)
• 研究分担者: 片山 義雄 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (80397885)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2011年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円); 2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
• キーワード: ビタミンD受容体 / 交感神経 / 造血幹細胞ニッチ / G-CSF / 骨芽細胞 / 造血幹細胞 / 造血ニッチ / 幹細胞動 / VDRノックアウトマウス / 幹細胞動員

研究概要

血液は骨で造られる。サイトカインG・CSFによる造血幹細胞の骨髄から末梢血への動員に、交感神経シグナルによる骨芽細胞の抑制が重要である。本研究において私達はビタミンD_3受容体(VDR)ノックアウトマウスを用い、VDRがG・CSFによる骨芽細胞の挿制とそれに引き続く造血幹細胞動員に必須であることを明らかにした。本研究は、カルシウム調節因子として認識されてきた活性型ビタミンD_3が造血幹細胞移動の神経系による調節に極めて重要な役割を果たしており、神経一骨一免疫系による造血制御において有機的統合システムの要としてVDRが機能している事を証明した独創的研究成果として世界的に注目されている。

研究成果

• [雑誌論文] Role for vitamin D receptor in the neuronal control of the hematopoietic stem cell niche (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawamori, Y., Katavama, Y., Asada, N., Minagawa, K., Sato, M., Okamura, A., Shimoyama, M., Nakagawa, K., Okano, T., Tanimoto, M., Kato, S., Matsui, T.
  • 雑誌名: Blood 巻: 116 ページ: 5528-5535
  • 査読あり
• [雑誌論文] Progressive osteosclerosis and visceral calcification after cord blood transplantation (2010)
  • 著者名/発表者名: Asada, N., Ishii, S. Wakahashi, K., Kawano, H., Kawamori, Y., Nishikawa, S., Minagawa, K., Okamura, A., Shimoyama, M., Katayama, Y., Hayashi, Y., Itoh, T., Tanimoto, M. and Matsui, T.
  • 雑誌名: Int. J. Hematol 巻: 91 ページ: 542-5
  • NAID: 10026401555
  • 査読あり
• [雑誌論文] Progressive osteosclerosis and visceral calcification after cord blood transplantation (2010)
  • 著者名/発表者名: Asada, N.Katayama, Y., Matsui, T., et al.
  • 雑誌名: Int.J.Hematol. (印刷中(掲載確定))
  • NAID: 10026401555
  • 査読あり
• [学会発表] (Brain-Bone-Blood) intearation in hematonoietic stem cell trafficking (2010)
  • 著者名/発表者名: Katayama, Y.
  • 学会等名: 第7回日光国際シンポジウム
  • 発表場所: 自治医科大学、栃木
  • 年月日: 2010-10-08
• [学会発表] 3B(Brain-Bone-Blood) integration in hematopoietic stem cell trafficking (2010)
  • 著者名/発表者名: Katayama, Y.
  • 学会等名: 第7回日光国際シンポジウム
  • 発表場所: 自治医科大学(栃木県)(招待講演)
  • 年月日: 2010-10-08
• [学会発表] Vitamin D receptor is essential for neuronal control of hematopoietic stem cellniche (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawamori, Y., Katayama, Y., Matsui, T., et al.
  • 学会等名: 第72回日本血液学会学術集会プレナリー講演
  • 発表場所: 横浜国際会議場、神奈川
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] Vitamin D receptor is essential for neuronal control of hematopoieticstem cell niche (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawamori, Y., Katayama, Y., Matsui, T., et al
  • 学会等名: 第15回日本血液学会総会 プレナリー講演
  • 発表場所: 横浜国際会議場(神奈川県)
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] Vitamin D receptor is essential for neuronal control of hematopoietic stem cell niche (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawamori, Y., Katayama, Y., Matsui, T., et al.
  • 学会等名: 第15回欧州血液連合会議会頭シンポジウム
  • 発表場所: バルセロナ、スペイン
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] Vitamin D receptor is essential for neuronal control of hematopoieticstem cell niche (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawamori, Y., Katayama, Y., Matsui, T., et al
  • 学会等名: 第15回欧州血液連合会議 会頭シンポジウム
  • 発表場所: バルセロナ(スペイン)
  • 年月日: 2010-06-12
• [学会発表] 骨代謝研究の視点から見た血液学 (2009)
  • 著者名/発表者名: 片山義雄
  • 学会等名: 日本骨代謝学会
  • 発表場所: 大阪国際会議場、大阪
  • 年月日: 2009-07-25
• [学会発表] 骨代謝研究の視点から見た血液学 (2009)
  • 著者名/発表者名: 片山義雄
  • 学会等名: 日本骨代謝学会
  • 発表場所: (大阪国際会議場(大阪府))
  • 年月日: 2009-07-25