研究課題
若手研究(B)
我々は、酵母の"カルシニューリン"とよばれるCa^<2+>依存性脱リン酸化酵素に注目し、解析を行っている。今回はカルシニューリンの寿命への関与について注目した。Ca^<2+>の添加によって野生株の寿命が短くなることがわかった。また、Ca^<2+>感受性を示すΔzds1株では、細胞内Ca^<2+>濃度の上昇し、さらに寿命が短いことが明らかとなった。次にカルシニューリンに注目し、解析を行った。恒常的にカルシニューリンを活性化させた株でも寿命の短縮が観察された。以上の結果から、カルシニューリンは寿命を短くする機能を持つことがわかった。また、通常の増殖条件においてもカルシニューリン単独欠損株は寿命が短いことが分かった。以上の結果から、適切なカルシニューリン活性が寿命制御に極めて重要であることが示唆された。
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