研究課題
基盤研究(C)
本研究では、古代日本における大衍暦施行時代の進朔制度(朔が1日の遅い時刻の場合、暦月初日を朔の翌日にする制度)の変遷を明らかにし、この時期の暦日の修正復原案と、その前提となる唐代の進朔制度及び暦日の修正復原案を提示した。また今まで注目されなかった、五紀暦が日本の進朔限に及ぼした影響を検出した。また本研究は古代の日本における暦の文化の展開と浸透が、政治や社会とどのような関係にあったのか、またそこに陰陽道がどう関わったのかについて、一貫した見通しを立てることができた。また関連するいくつかの成果も上げることができた。
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