研究課題/領域番号 |
22560345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
田中 愼一 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (00556243)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | メタマテリアル / 左手系 / 共振器 / Q値 / 群速度 / 周波数可変 / マイクロストリップ線路 / MEMSスイッチ / 櫛形容量 |
研究概要 |
従来の分布定数線路型スタブ共振器よりも小型で周波数可変化が可能な新たな共振器回路として、メタマテリアル線路で構成され負次数の共振モードを用いるスタブ共振器を新たに提案した。本提案の共振器は、従来のλ/2共振型のスタブ共振器と比較して1/3以下に小型化できる。また本共振器では、メタマテリアル線路を導入することで、左手系の電磁波伝送モードの群速度が低下し、無負荷Qが2倍以上に向上するという特徴を見出した。その結果、通常の右手系の共振器では負荷Qの上昇と共に顕著となる挿入損失の劣化を有効に抑制することができる。さらに、本共振器の共振周波数と負荷Qはメタマテリアル線路部のリアクタンス成分(L、C)で決まることから、これらのパラメータの可変化により共振器特性の制御も可能になる。本研究では、マイクロ波回路シミュレーションと電磁界解析および試作実験を通して提案回路の有効性を実証し、さらに本共振器の特異な性質についてその物理的なメカニズムを明らかにしている。
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