研究課題/領域番号 |
23653170
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
唐沢 穣 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (90261031)
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研究分担者 |
藤田 雅博 (藤田 政博) 関西大大学, 社会学部, 准教授 (60377140)
日置 孝一 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 講師 (60509850)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 法と心理学 / 懲罰動機 / 道徳性認知 / 量刑判断 / 情報処理過程 / 意図性認知 / 過程分離手続き / 公正信念 / 道徳性判断 / 社会的認知 |
研究概要 |
司法制度改革の進展に伴って「市民感覚」を司法に取り入れることの必要性が強調されている。本研究では、違法行為に対する懲罰的反応に焦点を当て、法律の専門的教育を受けていない一般人の思考様式を明らかにすることを目的とした。特に、行為ではなく人物を罰しようとする動機の影響について重点的に検討した。方法として、違法行為を題材とした心理学的実験により、懲罰的な判断や行動の規定要因を明らかにするとともに、神経科学的検討を試みた。結果は、属人的要因を理由に懲罰しようとする傾向の基礎には、応報的動機と功利主義的動機がともに作用している可能性が示された。将来の継続研究を志向する上でも示唆に富んだ結果が得られた。
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