研究課題
若手研究(B)
本研究は、日本企業の近視眼的行動について先行研究を網羅的にレビューすると同時に、いくつかの実証分析を行った。その結果、次の3点が明らかになった。第1に、近視眼的行動の1つの要因として、経営者の業績予想制度があることが明らかになった。第2に、ベストCEOに選出された企業を比較すると、日本企業の経営者は任期が短く、このことが近視眼的行動を誘発している可能性があることがわかった。第3に、業績予想を非開示にしている企業では、利益の成長性が低く、損失を計上する傾向があることがわかった。
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