研究課題/領域番号 |
24520287
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
野谷 啓二 神戸大学, その他の研究科, 教授 (80164698)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | カソリシティ / G.K.チェスタトン / H.ベロック / T.S.エリオット / 反近代主義 / H.ベロック / 中世主義 / 小イングランド主義 |
研究成果の概要 |
「異形なものの」としてイングランドの体制文化を聖化する役割を担わされてきたカトリシズムは、体制文化こそ本来の姿からの「逸脱」だと批判し、カトリック中世の価値を主張することで、イングリッシュネスの回復を主張した。G.K.チェスタトン、H.ベロックなどのカトリック者は、物質主義による霊的価値の喪失、帝国主義が愛国心に誤読されたことに刺激され、一つのヨーロッパを実現していたクリスンダムに再接続される必要を感じた。アングロカトリックのT.S.エリオットも、17世紀のアングリカニズム内部にあったカトリック性をイングリッシュの根幹に位置付けた。総じてカトリック的立場に立つ人々の志向性は反近代主義にある。
|