研究課題/領域番号 |
24520359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
辻 学 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (50299046)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 新約聖書 / 偽名書簡 / パウロ書簡 / パウロ受容史 / 擬似パウロ書簡 / 偽名 / 間テクスト性 / 偽名文書 / 第二パウロ書簡 / 牧会書簡 / パウロ / 第二パウロ / コロサイ / エフェソ / テサロニケ |
研究成果の概要 |
本研究は、新約聖書に含まれている擬似パウロ書簡(コロサイ、エフェソ、第二テサロニケ、第一テモテ、第二テモテ、テトス各書簡)を対象とするもので、偽名書簡がもつ文学史的背景を考察すると共に、これらの偽作書簡が、パウロが亡くなった後の時代に、パウロ自身が書いた書簡の内容の「正しい理解」を示し、異なるパウロ理解を退ける目的で記されたものであることを示すものである。これらの書簡の存在は、パウロ思想に対する理解が、パウロ後の時代において一様ではなく、さまざまな受容の仕方があったことを証言している。
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