研究課題
基盤研究(C)
産業レベルの微生物大量培養において雑菌の混入を防止することは極めて重要である。コンタミネーション防止に利用される抗生物質はコストの問題や公衆衛生のリスクの観点から大量に使用することが困難である。本研究では低コストで安全な微生物の選択培養技術として、亜リン酸デヒドロゲナーゼ(PtxD)を用いた培養手法を開発した。出芽酵母、分裂酵母、および大腸菌にPtxD遺伝子を導入したところ、通常の生物は利用できない亜リン酸を唯一のリン源とした合成培地において増殖可能になることを確認した。亜リン酸は安価で安全であるため、本技術は工業レベルでの大規模微生物培養に有効である。
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