研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、熱帯雨林産物の中でもアジアの社会や文化との関わりが深く、かつ市場価値の高い沈香に注目し、そのバリューチェーンがどのように確立されてきたのかを追究する。日本独特の遊芸であるところの香道では、沈香一片を大切に扱ってきた歴史がある。さらに、沈香の産地に由来する6つの種類と5つの味に分類する「六国五味」には、トレーサビリティへの関心を見てとることができる。フィールド調査結果から、今日原産地を国という単位で扱うのは適切ではなく、より厳密で詳細な産地情報に基づくトレーサビリティが求められているということができる。
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