研究課題/領域番号 |
25590188
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩永 誠 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (40203393)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | レジリエンス / ストレス / 自律神経系活動 / 対処方略 / 対処の柔軟性 / 適応性 / 精神的健康 / 回復性 / 対人関係場面 / 課題解決場面 / 自我脅威事態 / 自律神経系指標 / 対処 |
研究成果の概要 |
レジリエンスとは,ストレスからの回復性に関する概念である。本研究は,レジリエンスが対処の柔軟性や自律神経系反応に及ぼす影響を検討した。主な知見は,以下の通りである。(1)資質的レジリエンスが低くても獲得的レジリエンスが高いと,主観的ストレスの回復に有効である。(2)計算課題やスピーチ課題後の自律神経系活動の回復に,レジリエンスの効果は認められない。(3)認知的評価による対処は気そらしよりも,スピーチ後の自律神経系活動の回復を促進する。自律神経活動における回復にレジリエンスの効果が認められなかったのは,ストレス負荷の低さや急性ストレスを対象としたことによる影響だと考えられる。
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