研究課題
若手研究(B)
本研究では、Pg歯性感染で誘導される肝細胞やマクロファージ(MΦ)の活性化におけるTLR2の役割を明らかにすることを目的に検討を行った。TLR2経路を遮断したTLR2KOマウスでは、WTマウスの高脂肪食群でみられたPg歯性感染による脂肪化、MΦ増加、炎症性サイトカイン産生は減弱していた。TLR2 阻害薬は脂肪化肝細胞・MΦにおける Pg-LPS誘導サイトカイン発現増加を顕著に抑制した。以上により、 脂肪肝では、TLR2は肝細胞の脂肪化およびMΦの増加を介し、Pgに対する反応性を高めることに関わり、過剰な炎症反応を起こすことでNASHの病態増悪につながることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)
PLoS One
巻: 10 号: 8 ページ: 1-16
10.1371/journal.pone.0137249
PLoS One.
巻: なし
Reprod Sci.
巻: なし 号: 7 ページ: 838-846
10.1177/1933719115620497