Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松永 泰行 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20328678)
落合 雄彦 龍谷大学, 法学部, 教授 (30296305)
久保 慶一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30366976)
石戸 光 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40400808)
五十嵐 誠一 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (60350451)
末近 浩太 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70434701)
山尾 大 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (80598706)
鈴木 絢女 同志社大学, 法学部, 教授 (60610227)
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Budget Amount *help |
¥30,290,000 (Direct Cost: ¥23,300,000、Indirect Cost: ¥6,990,000)
Fiscal Year 2020: ¥9,620,000 (Direct Cost: ¥7,400,000、Indirect Cost: ¥2,220,000)
Fiscal Year 2019: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
Fiscal Year 2018: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
Fiscal Year 2017: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2016: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
新領域科研「グローバル関係学」ではR2年度を研究期間の最終年度に成果の取りまとめを行う予定にしていた。和文での成果報告書の出版については、R2年度中に7巻本の「グローバル関係学」叢書を岩波書店から出版した。しかし成果の英文での国際的発信については、H31年度末から拡大した新型コロナウィルスの感染蔓延により、一切の海外への渡航・海外からの招聘の道が閉ざされたため、実施できず、期間延長しての延期を余儀なくされた。 そのため、予定していた英文報告書と国際会議の開催をR3、4年度に延期して準備をしてきた。また、代表者の酒井が進めてきたイラクの諸大学と実施してきた学術合同会議も、R2、3年にはオンライン実施に変更せざるを得なかった。 一方で、「グローバル関係学」で確立した批判的国際関係論の発想に関心を示していたオーストラリア国立大学のG.Lawson教授や赤見教授との間で、R3年度より研究交流を深めてきたが、R4、5年度には研究ネットワークをさらに拡充し、月一回、定例のオンライン研究会を実施した。さらには、R5年10月には海外から8名の批判的国際関係論・地域研究者を招へい、東京大学において2日間の集中的ワークショップGlobal Asia: Entanglements Between West, South, Central and East Asia, 1900-2020を開催した。 「グローバル関係学」の事業期間中には、英文での研究成果の国際発信は実現することができなかったが、最終年度となったR5年度に実施した同上のワークショップをベースにして、R6年6月実施の国際研究学会(ISA)で2つのパネルが採択された。さらにそれをもとに、国際的学術ジャーナルの特集号に企画を出し、また英文研究書籍を企画している。後継研究事業に、着実に、発展的にその成果発信を継承することができたといえる。
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