Project Area | Novel States of Matter Induced by Frustration |
Project/Area Number |
19052007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 覚 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (40135489)
香取 浩子 独立行政法人理化学研究所, 高木磁性研究室, 専任研究員 (10211707)
常次 宏一 東京大学, 物性研究所, 教授 (80197748)
有馬 孝尚 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (90232066)
廣田 和馬 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90272012)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
MAEGAWA Satoru 京都大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (40135489)
KAGEYAMA Hiroshi 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40302640)
TSUNETSUGU Hirokazu 東京大学, 物性研究所, 教授 (80197748)
ARIMA Takahisa 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90232066)
HIROTA Kazuma 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90272012)
OHWADA Kenji 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究員 (60343935)
KATORI Hiroko 東京農工大学, 大学院・工学研究院, 教授 (10211707)
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Project Period (FY) |
2007 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥44,900,000 (Direct Cost: ¥44,900,000)
Fiscal Year 2012: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2011: ¥7,900,000 (Direct Cost: ¥7,900,000)
Fiscal Year 2010: ¥14,300,000 (Direct Cost: ¥14,300,000)
Fiscal Year 2009: ¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥7,900,000 (Direct Cost: ¥7,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
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Keywords | フラストレーション / フラストレート磁性 / カイラリティ / 量子スピン液体 / マルチフェロイックス / リラクサー / 巨大応答 / 複合秩序化 |
Research Abstract |
本研究は、特定領域研究「フラストレーションが創る新しい物性」の終了年度研究であり、特定領域5年間の成果の取りまとめが主たる内容となる。本特定領域研究においては、伝統的なフラストレート系研究の場であった磁性分野をその基盤に据えつつも、金属・強相関・誘電体等のより広汎な分野をも含む分野横断的なフラストレート系研究を展開し、これら多様なフラストレート系を統合的に扱うことを通して、フラストレーションを基軸とした新概念・新物性の開拓した。その結果、領域設定期間の間に、フラストレート系研究は格段の進展を見て、「フラストレーション」概念は、幅広い有効性を持った一般概念として物性科学分野に定着するに至った。とりわけ、特定領域活動の結果、フラストレート系研究は格段の進展を見、「フラストレーション」概念は、幅広い有効性を持った一般概念として物性科学分野に定着するに至った。例えば、カゴメ格子系、3角格子系、ハニカム格子系を舞台としたスピン液体状態の発見、カイラリティ概念を基軸とした新奇現象-異常ホール効果、スカーミオン格子、Z2ボルテックス、スピン-カイラリティ分離等-の発見と展開、マルチフェロ物質における新たな外場制御法の創出、フラストレート伝導系における新奇な輸送現象や特異秩序状態・量子臨界現象の発見、リラクサー誘電体における局所分極領域の種となる遅い横波振動モードの発見、といったような諸成果があげられる。本終了年度研究においては、これらの研究成果をを集積し領域として有機的に総合した上で、報告・公表を行った。具体的には、メインとなる研究成果報告書冊子の作成と配布に加え、研究成果発信のホームページの作成を合わせて行った。成果報告書は当領域の成果をまとめたコアとなる450ページ程度の冊子体であり、領域メンバーのみならず関連分野の研究者に広く配布した。
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