Project Area | Rheology of disordered materials: Establishing Anankeon dynamics |
Project/Area Number |
22H05039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (II)
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
岩下 拓哉 大分大学, 理工学部, 准教授 (30789508)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 望 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00758724)
椎原 良典 豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90466855)
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Project Period (FY) |
2022-05-20 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | ガラス / 構造不規則系 / 液体 / 異分野融合 / レオロジー / 非晶質 |
Outline of Research at the Start |
本領域は,構造不規則系である荷電コロイド分散系と金属ガラスのレオロジー特性を,アナンケオン動力学という萌芽的概念で,統一的に理解することを目的とする.総括班は,本領域のさらなる展開を見据えて,アナンケオン動力学を生物学・医学・地球惑星科学までも含む新たな構造不規則系の科学の軸と成すことをビジョンとして掲げる.その実現のために,以下の項目をその目的とする.①アナンケオンという統一概念の下に各計画研究を推進すべく,領域内の方針統一を図る.②異分野研究者をアナンケオンという概念の下に糾合するため,積極的にアウトリーチする.
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は,アナンケオンという統一概念の下に各計画研究を推進すべく,それぞれの研究計画班の研究目的の方向性の明確化や連携強化,オンライン会議システムZoomを軸とした総括会議および各研究計画班間の研究会議を実施した.これにより研究計画班で進行中の研究結果について共有し,意見交換を行うことができた.また,領域内の方針統一を図るために,ビジネスチャットツールslackを利用することで,日々の研究活動のオンタイムディスカッションを実現した.さらにアウトリーチ活動として,領域ホームページの更新を行った.令和5年度は,計4回の総括会議,内Zoomを用いたオンラインによる総括会議3回, 対面による総括会議1回(富山)で開催した.富山開催では,領域代表は日本金属学会にて招待講演を行い,金属分野の研究者からの貴重な意見を頂戴した.その意見を踏まえ,領域研究の新奇性を実現するよう領域研究の方向性を総括会議にて再考した. さらに,研究計画班の連携促進のために,総括班が主導となり計8回の計画研究A1-A2班連携会議を実施し, 内ZOOMを用いた研究会オンライン6回,対面による研究会2回(大分,愛知)で開催した.計算ソフトウェアの使い方の理解を促進し,密接に連携した結果,研究成果を論文として出版することができた。また,領域代表者は,海外のアドバイザーとのディスカッション(オンライン1回)を実現し,各計画研究班の代表者との迅速な情報共有を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
総括班の積極的な連携活動により,計10回以上におよぶ研究進捗報告や総括会議を実施し,計画研究班同士の連携から論文出版に至り,当初の計画通りおおむね順調に進展している.しかしながら, 異分野展開への調査や合宿形式の研究会などの事業を実施することができず、やや遅れを見ることができる.そのような状況下でも,定期的な会議や研究会を実施することができ、論文出版まで至ることができ,総して順調に研究が進展していると判断できる.
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は,令和4,5年度と同様に,強力な連携体制を維持するのに必要不可欠である総括会議を実施し,即応性が高いZOOMを用いて毎月実施する.さらに,将来の領域拡大に向けて,他分野の研究者を取り込む形で研究会を定期的に実施する.それに加えて,国際会議での発表や合宿形式の研究会,若手向けの勉強会の企画を実施する.また,これまでに研究計画班で得られた研究成果について、さまざまな研究分野で研究発表および成果の論文化を迅速に進める.
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