The reason why microbes are moving: The dawn of behavioral microbiology
Project Area | The reason why microbes are moving: The dawn of behavioral microbiology |
Project/Area Number |
22H05065
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (III)
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
菊池 義智 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (30571864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中根 大介 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (40708997)
和田 浩史 立命館大学, 理工学部, 教授 (50456753)
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Project Period (FY) |
2022-05-20 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥13,260,000 (Direct Cost: ¥10,200,000、Indirect Cost: ¥3,060,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
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Keywords | 行動学 / 微生物 / 運動 / メカニクス / 進化 |
Outline of Research at the Start |
本研究領域で目指すのは、微生物が動き回る意味を解き明かす「微生物行動学」の創生である。昆虫や大型動物の行動とその進化に関する研究はローレンツやティンバーゲンにより動物行動学として昇華され、ひとつの学問分野として確固たる地位を築いてきた。しかし従来、微生物が暮らすミクロ環境への実験アプローチは容易ではなく、その行動や生態、進化はこれまでまともに扱われてこなかった。近年、顕微鏡のみならず高感度カメラのセンサ技術が革新的に進歩しており、個々の微生物の行動を広範囲・高速度に捉えて解析できる時代が、今まさに到来している。本研究領域では既存の学問分野の枠を超えて「微生物が動く意味」を統一的に理解する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究領域で目指すのは、微生物が動き回る意味を解き明かす「微生物行動学」の創生である。昆虫や大型動物の行動とその進化に関する研究はローレンツやティンバーゲンにより動物行動学として昇華され、ひとつの学問分野として確固たる地位を築いてきた。また最近では植物も環境変化に応答してダイナミックに動くことが明らかとなってきている。しかし従来、微生物が暮らすミクロ環境への実験アプローチは容易ではなく、その行動や生態、進化はこれまでまともに扱われてこなかった。本研究領域の特徴は、従来から培われた先端計測技術と物理学の知識に動物行動学や進化生態学の理論と研究手法を融合し、既存の学問分野の枠を超えて「微生物が動く意味」を統一的に理解しようとする点にある。本領域の目標達成に向けて、総括班は研究方針を定め技術的な支援を行うとともに、領域の取組を広報することにある。 本年度は領域HPを作成し、領域の研究コンセプト及び目指すところについて広く宣伝を行うとともに、SNSを通じたリアルタイムの活動配信を行った。同時に関連する学会(日本微生物生態学会、日本細菌学会、日本動物行動学会)においてシンポジウム/自由集会を開催し、多くの来場者と意見交換を行い、本領域のコンセプトと研究進捗について共有することができた(日本微生物生態学会及び日本細菌学会では本領域との共催形式)。加えて、領域アドバイザーや招待講演者を交えた領域会議を開催し、研究の方向性について意識共有を行うとともに、今後領域が目指すべきところについて活発な意見交換を行った。この際、参画メンバーの研究室に所属する学生・ポスドクの交流を重視し、相互に発表を行い刺激し合える場を設けた。また、領域メンバーで月に数回のweb会議を行い、緊密な連携と目指すべき目標の共有、および共同研究の促進を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
領域HP作成やSNS配信、携帯式顕微鏡の運用開始、領域会議の開催、関連学会におけるシンポジウム開催など計画に即して順調に進捗している。領域内外の共同研究をより加速させ、さらなる分野拡大に邁進する。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度より計画班の分担者を2名追加することから、これに伴う領域HPの改良を行う。さらに今後は、より学生や若手研究者の分野への取り込みを狙い、顕微鏡による微生物の動きを観察するための講習会(夏の学校)を開催する。この講習会には旅費・宿泊費の支援を行い、可能な限り多くの学生(特に学部、修士学生)に参加してもらえるような方策を検討する。海外の一流研究者を招待しシンポジウム等を開催することも分野拡大における一策にはなるかもしれないが、まずは足元である国内の学生に微生物を観察する楽しさを知ってもらえればと考えている。昨今、国内の進学者が減少傾向にあるが、キャリア初期に研究の面白さを知ってもらえればと考えている。このような講習会に加えて、これまでにシンポジウム等の集会を開催していない関連学会においてシンポジウムを企画し、領域の宣伝を広く行う。また、領域会議を開催し、領域アドバイザーの他に数名の外部有識者を招待して議論を行い、方向修正を常に意識しながら分野拡大に努めたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(31 results)
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[Journal Article] Filamentous structures in the cell envelope are associated with bacteroidetes gliding machinery2023
Author(s)
Shibata Satoshi, Tahara Yuhei O., Katayama Eisaku, Kawamoto Akihiro, Kato Takayuki, Zhu Yongtao, Nakane Daisuke, Namba Keiichi, Miyata Makoto, McBride Mark J., Nakayama Koji
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Journal Title
Communications Biology
Volume: 6
Issue: 1
Pages: 94-94
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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