Project Area | CO world |
Project/Area Number |
22H05149
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (II)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
上野 雄一郎 東京工業大学, 理学院, 教授 (90422542)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冬月 世馬 (ダニエラチェ セバスチィアン) 上智大学, 理工学部, 准教授 (00595754)
中村 龍平 東京工業大学, 地球生命研究所, 教授 (10447419)
鈴木 志野 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (10557002)
尾崎 和海 東京工業大学, 理学院, 准教授 (10644411)
スミス エリック 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任教授 (50770468)
北台 紀夫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(超先鋭研究開発プログラム), 副主任研究員 (80625723)
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Project Period (FY) |
2022-06-16 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥248,430,000 (Direct Cost: ¥191,100,000、Indirect Cost: ¥57,330,000)
Fiscal Year 2024: ¥39,780,000 (Direct Cost: ¥30,600,000、Indirect Cost: ¥9,180,000)
Fiscal Year 2023: ¥30,940,000 (Direct Cost: ¥23,800,000、Indirect Cost: ¥7,140,000)
Fiscal Year 2022: ¥107,640,000 (Direct Cost: ¥82,800,000、Indirect Cost: ¥24,840,000)
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Keywords | 惑星環境 / 生命起源 / バイオマーカー / 自己触媒系 |
Outline of Research at the Start |
総括班は、生命を生み出す惑星環境を追求する本領域の研究活動を最大化するための支援を行う。毎月の総括班会議に加え、ワークショップとシンポジウムの運営をおこなう。これらの活動に対しては国際アドバイザリーボードを設置し、助言をいただく。2023年度以降は、海外から研究者を招聘し、当該領域の国際ネットワークを充実させるとともに、その環境の中で若手を育成する。 また、総括班は、複数の研究計画班の共通して使用する設備として、オービトラップ分析計等の選定・導入・運用を行う。これにより、公募班も含めた領域全体の活動を支援する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は総括班の事務・連絡体制および研究サポート体制を構築した。まずCO world領域事務支援室を東工大に設置し、事務支援体制を構築した。領域代表の下、隔月の頻度で開催される総括班会議により意思決定が効率よくなされる体制が整えられた。 一方、研究支援については、LCオービトラップ分析計を領域共用機器として導入した。同分析計は東工大に設置され、領域技術支援員のサポートの下、運用を開始した。これは超精密質量分析が可能な先端のLCMSシステムであり、化学班、環境班、生物班とさらに公募研究班を横断する活動を支援する。 また、本年度は領域メンバーを一同に介したキックオフミーティング(8月)、国際ワークショップ(Chemical Roots of Metabolism: 1月)を開催し、領域の研究を後押しするとともに、その活動を国内外に発信した。さらに2023年3月には松島においてExoMars-TGO/NOMAD symposiumを東北大と共催した。この国際会議は特に火星大気観測ミッションに関わるもので、CO world領域からの成果としては火星大気COが極度に13Cに枯渇することを観測(Aoki, Ueno et al. in review)、理論(Yoshida, Aoki, Ueno et al., 2023)、実験(Ueno, Kurokawa, Usui et al., in review)によって示したことが挙げられる。これにより惑星大気COの役割を同位体異常から明らかにしてゆく基盤を強固にすることができた。 さらに、研究成果の発信及び若手支援のため、論文出版経費等支援制度を構築した。本年度は環境班RAによるNature Communication誌に受理された論文についてオープンアクセス経費を支援した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
領域事務室の設置、最新鋭機器と技術支援院による研究支援体制の構築、3回の国内外研究集会の開催など、半年余りの期間で領域活動推進の基礎固めをするには十分なスタートダッシュに成功したと認識している。また、それぞれ密に行われている各班会議の情報は効率よく総括班会議に集約できており、そのため素早い意思決定が可能となっていることが大きい。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度と同様に総括班会議の下で運営を効率的に行う。領域の活動発信については、HPに改善の余地があり、その更新を行う。また公募班を加えた活動を活性化するためのワークショップ、領域の国際ネットワークを形成するためのシンポジウム等を国内外において開催する。これと並行して、よりトピック的な話題についてタイムリーに情報交換するため、CO world seminarと題したオンラインの定期セミナーを新たに行う計画である。
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