Contrarian biology: social equilibrium shaped by asynchronous strategies
Project Area | Dynamics of social interactions mediated by 'contrarian' in cognitive population biology |
Project/Area Number |
23H03839
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (III)
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
宮本 健太郎 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (20778047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 佑磨 千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (00707622)
横井 佐織 北海道大学, 薬学研究院, 助教 (10772048)
石井 宏憲 関西医科大学, 医学部, 助教 (30636676)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥15,990,000 (Direct Cost: ¥12,300,000、Indirect Cost: ¥3,690,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
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Keywords | 逆張り行動 / コントラリアン / 集団生物学 / 生態遺伝学 / 神経科学 / 可塑性 / 神経遺伝学 |
Outline of Research at the Start |
本研究領域では「コントラリアン(逆張り家)が資源競争の激化という集団化が抱える問題を解消するのに欠かせない、群れ(集団)を形成する動物に備わった生物学的仕組みである」というコントラリアン仮説を提唱する。まず、ハエ・メダカ・サル・ヒトの異なる種の間で共通のコントラリアン行動を同定することを目指す。次に、トップダウン的アプローチとして環境・集団構成・個体の特性を介入操作しその集団に及ぼす影響と生態学的意義を検証する。さらに、ボトムアップ的アプローチとしてコントラリアンの分子神経基盤を探る。
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Outline of Annual Research Achievements |
学術変革領域(B)「コントラリアン生物学の創生:逆張り戦略がもたらす新しい社会均衡のしくみ」は当該年度より研究機関を開始した。総括班は研究そのものを遂行するのではなく、学術変革領域内外の研究者との共同研究を促進し、また新しいアイデアに基づいた研究領域を広く一般に知らしめるために、シンポジウムや勉強会、一般公開アウトリーチイベントなどを企画運営した。具体的には5月に研究計画や成果を発信する領域ホームページを立ち上げた。イベント情報の他に、当研究領域に関係する研究トピックスを一般の方にも分かりやすい形で発信する研究トピックスを月一回の頻度で更新している。2023年6月には理研でキックオフシンポジウムを開催し、村上久先生と豊川航先生の招待講演を行った。7月にはLarry J. Young教授による国際招聘セミナーを開催するほか、2024年1月には千葉大で第二回シンポジウム「個体の行動から集団の力学を理解する―マルチエージェント研究の最前線」を開催し筒井先生(名古屋大)・荒井先生(千葉大)・藤岡先生(岡山大)3名のゲストの講演のほか、学生による口演発表も行った。また研究者・一般公開向けのオンラインでの勉強会も2023年度中に3回開催し、西海望先生、石塚真太郎先生、新里高行先生の講演をもとに議論した他、日本生態学会シンポジウム「不均一性の集団生物学:個性や天邪鬼、ゆらぎがもたらす集団機能の創発」を企画・開催した。10月にはJAAS主催の会いに行ける科学者フェスに出展し、ハンズオン企画として「『あまのじゃく』の役割を科学してみよう」の企画と運営を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2回のシンポジウム、1回の学会共催シンポジウム、1回の一般向けアウトリーチイベントを開催するなど精力的に学術変革領域研究の発展と深化に向けた活動を行った。加えて、領域会議も3回行うほか、オンライン会議やSlack会議も頻繁に行い、計画班間で強固な共同研究のための基盤を構築した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も独自のシンポジウムを北海道大学で開催するほか、7月に日本神経科学学会との共催シンポジウム(受理済み)も行い、本研究領域のアイデアを対外的に広めていく計画である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)