Promotion of the 1000-Tesla science
Project Area | 1000-Tesla Chemical Catastrophe : Science of Chemical Bonding under Non-perturbative Magnetic Fields |
Project/Area Number |
23H04859
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (II)
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松田 康弘 東京大学, 物性研究所, 教授 (10292757)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大和田 謙二 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光量子科学研究所 放射光科学研究センター, グループリーダー (60343935)
池田 暁彦 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (90707663)
徳永 将史 東京大学, 物性研究所, 教授 (50300885)
木村 尚次郎 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (20379316)
稲田 聡明 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助教 (20779269)
岡 隆史 東京大学, 物性研究所, 教授 (50421847)
那須 譲治 東北大学, 理学研究科, 准教授 (40610639)
富田 裕介 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (50361663)
笠松 秀輔 山形大学, 理学部, 准教授 (60639160)
伏屋 雄紀 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (00377954)
野原 実 広島大学, 先進理工系科学研究科(先), 教授 (70272531)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
|
Budget Amount *help |
¥166,010,000 (Direct Cost: ¥127,700,000、Indirect Cost: ¥38,310,000)
Fiscal Year 2024: ¥9,490,000 (Direct Cost: ¥7,300,000、Indirect Cost: ¥2,190,000)
Fiscal Year 2023: ¥67,990,000 (Direct Cost: ¥52,300,000、Indirect Cost: ¥15,690,000)
|
Keywords | 超強磁場 / 化学結合 / 非摂動磁場効果 / カタストロフィー / 1000テスラ / 化学的カタストロフィー / 非摂動磁場 |
Outline of Research at the Start |
磁場は相対論的電気効果であり自然界形成に不可欠であるが、地球上では一般にその効果は弱く、摂動的である。本領域では室内世界最強1000テスラ超強磁場を用い、自然界における非摂動磁場効果を明らかにする。固体から分子、生体分子、素粒子、プラズマを対象として、磁場による新結晶創成などの革新的現象から自然界を形成する機序の本質に迫る研究である。総括班では研究の円滑な推進のために領域の運営面での活動を担う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
採択後、すみやかに2023年3月14日に総括班会議をオンラインで開催し、交付後の4月以降の領域の活動について議論し、領域の全体会議を6月と12月に行うこと、若手の国際派遣、オンラインセミナーの開催などを決定した。第1回領域会議を6月19日 ~ 21日に東京大学物性研究所で行う予定とした。それに先立ち、領域の連携を深める目的で、3月31日を第1回として、計画研究の研究説明をオンラインおいて、6月9日まで、2週間毎にA01からA06まで持ち回りでNight Seminarと題して6回開催した。第1回領域会議においては、計画研究の全メンバーから発表を行った(1名は海外出張中のため代理発表)が、事前のオンラインセミナーにより、当日の対面での議論が深まった。12月4日 ~ 6日には、第2回領域会議を電気通信大学で行った。第2回領域会議では、若手の発表賞を設立し、3名の方に優秀発表賞を授与した。計画研究の研究進捗の発表に加えて、若手の海外研究活動を奨励するため、フランスのトゥールーズ、ドイツのドレスデン、それぞれの強磁場施設からシニアな研究者を招待し、施設と研究内容について講演を行って頂いた。強磁場装置の体験セミナー(11/13-17)、物性テーマの研究会(2/20-21)、ラマン散乱のスクール(3/13-15)など、研究連携や若手支援のための活動を支援した。領域webサイトを立ち上げ、これらの活動内容を外部に向けて公開している。高校生への研究の紹介などのアウトリーチ活動も企画・実施し同様にwebページで公開している。ニュースレターの刊行も行い、創刊号を主要な研究機関、研究者に送付した。また、若手の国際派遣を実施しトロント大学においてグラフェンの層間摩擦の検出に向けた技術開発を行った。共用装置としては、可搬型パルス磁場装置とパルスレーザーを整備した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各々の計画研究において研究成果が現れ始め、多くの研究者間の連携も開始されている。全体会議やオンラインセミナー、各種スクール、研究会などが連携を促進しており、総括班としての成果が上がっている。領域全体として順調な研究進展がみられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、領域全体の連携を強めて研究を推進するため、年に2回の領域全体会議を企画し、セミナー、研究会、スクールなども行っていく。特にR6年度は、全体会議のひとつは合宿形式として、公募研究も交えた研究グループ間の連携を促進する。また、3年目以降には国際ワークショップなども企画して、国際的な研究展開もはかっていく。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)