Administrative Group
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
本研究領域では、従来の少子化研究をはじめ、研究諸分野において巨大なブラックボックスとして無視されてきた性生活を分析の中心に位置付けて、少子化と「不妊」の増加をもたらすシステムについて解明する。マクロ(社会)とミクロ(個人)、また社会的要因と生物的要因の相互作用から成るシステムを研究対象とすることで、少子化政策に揺り動かされる個々人のリプロダクティブヘルス・ライツと、その先にあるすべての人々の健康と幸せを実現する。人文・社会科学に偏りがちであった一連の少子化研究にも重要な転換をもたらすものであり、持続可能な社会の構築にも貢献できる。